図1 図2 リンパ腫様肉芽腫症(lymphomatoid granulomatosis: LYG)の症例 図 1a:初診時。両側中下肺野に多数の結節陰影を認める。
b:約 1 カ月後。急速に陰影が悪化・進行している。 図 2a:初診時。両側の気管支血管束に境界鮮明な多発性の結節陰影を認める。 b:約 1 カ月後。急速に結節陰影が増大し,周囲にスリガラス陰影が出現し 辺縁が不鮮明となっている。新たな結節陰影も出現している。 (済生会山形済生病院呼吸器科 鈴木博貴先生より供与) ~~9 割の症例で何らかの症状を有するといわれており,表 5 に示したように 4〜8カ月間持続する咳嗽,息切れ,胸痛といった呼吸器症状や発熱の他,肺外病変を示唆する皮膚所見や神経異常にも注意すべきである。~~
~~胸部 X 線画像は多彩な所見を呈する(表 6) 1)2)7)36)〜42)。最も典型的な所見は,両側中下肺野に多発する大小の結節性病変(68〜100 %)であり,結節の大きさは 1〜8 cm が多く,肺野末梢側に分布し辺縁は不明瞭な場合が多い(図1)。空洞化を約 3 割に認める。間質へのリンパ球浸潤による間質陰影の増強や網状粒状影は 5〜43%の症例で認める。~~ ~~図 2に例を示したように,進行すると境界が不鮮明となっていき,辺縁や周囲にスリガラス陰影が加わる。~~ |
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一般社団法人 呼吸研究解散のご案内 拝啓 平素は一般社団法人 呼吸研究の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、一般社団法人 呼吸研究は本年3月に法人組織を解散し活動を停止することになりました。 滝島任先生が初代編集委員長として、1982年9月に創刊された雑誌『呼吸』は、読者の皆様やご寄稿いただいた先生方など大変多くの方々からのお力添えを賜り、呼吸器学の月刊専門誌として、基礎から臨床にいたるまでの最新知見を読みやすい誌面でお伝えしていくことを目標に、刊行を続けてまいりました。その『呼吸』が諸般の事情により、2014年末に34巻12号で冊子体としての発行を休止いたしました。 その後、『呼吸』編集委員会は、呼吸器関係の学術誌が限られた発行状況にあることを考慮して、『呼吸』バックナンバーのWeb上での閲覧を持続するとともに、電子図書『呼吸』eレポートの発行を行ってまいりました。 しかし諸般の状況検討により、今後の活動継続は困難と判断し、法人解散の手続きを関係者の体力的に余力があるうちに実施することを編集委員会の総意として決定しました。 法人解散後は、一般社団法人 呼吸研究が有していました『呼吸』等発行図書の著作権を公益財団法人 日本呼吸器財団に承継していただき、WEB上での “『呼吸』バックナンバー検索・閲覧システム”の維持運営と発行済『呼吸』eレポートの閲覧公開を継続することにしています。 長きにわたり『呼吸』と一般社団法人 呼吸研究の活動にご支援賜りました皆様方には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
2020年2月 一般社団法人 呼吸研究 事務局
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旧一般社団法人呼吸研究に帰属していました『呼吸』等に関わる著作権は、2020年3月に一般社団法人呼吸研究が解散し、公益財団法人日本呼吸器財団に承継されていましたが、2024年4月から一般社団法人日本呼吸器学会に承継されることになりました。 なお本サイトの管理、および本サイト上での“『呼吸』バックナンバー検索・閲覧システム” の維持運営はインタージョイン株式会社が行っています。
2024年4月 インタージョイン株式会社
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